ラグビーを見ていて思うのだ。

 

ラグビーのどこが好きかって、

あの、パス回しの妙技だ。

見ていて気持ちがすっとするんだ。

後ろ手にパスして繋がった時なんか

本当にスッキリする。

 

ボールを繋いで繋いで

トライして…の試合を見ながら

あのフィールド上が

あたしの生き方に思えてきてさ。

猛烈に応援していたのは

その為だったのか。

 

"これ''っていう思いの球を持って 

邪魔を避けながら走る。

タックルされて潰されても

後ろについて走っている、

もう一人のあたしがいる。

だから大丈夫なのだ。

しっかりと球を受け継いで走る。

 

またタックルくるな。

何だよ、今度は

二人掛かりで潰しにきたな。

 

引きつけて、倒される直前で

パスすればいいんだ。

もう一人のあたしが

「いいぜ」ってパスを待っている。

心強いな。

 

どれだけ倒されても

とにかく球を繋いで繋いで

最後にトライすればいいのだ。

 

ラグビーの試合から

自分の人生を見た気がして

反省した。

 

すぐに自分に寄せて考える

悪いくせだ。

シンプルに試合を楽しみたいだけなのに

いろいろなことを想像してしまうのだ。

途上の自分をさ。

 

ラグビーは面白い。

それでいいじゃないか。