5〜6才向きと書かれていた。
福音館書店の絵本
『ばあちゃんがいる』
のPRチラシに。
伊藤比呂美さんが文を書いて
MAYA MAXXさんが絵を描いた本。
あたし、
5〜6才なんかじゃ、全然無いけど
この表紙のインパクトが半端なく
思わず手にとってページをめくった。
"眼"が合っちゃったからね。
この子と。
ページから漲る生命力と
それと正反対に死の匂いも。
MAYA MAXXの絵の迫力。
あっという間に引きずり込まれた。
昔生きていたばあちゃんを思い出し
死んだばあちゃんを思い出し
暴れ回ってめちゃくちゃ楽しかった
子供の頃を思い出し
これから間違いなく来るであろう
あたしの死ってものに思いを馳せた。
そういう本だ。
これは。
5〜6才だけじゃなく
守りに入った大人が
気付ける絵本だ。
死は確実にある。
だからこそ
生きているあかしを…
って、この絵本の最後の文。
温もりに、涙した。
こういうことだ。
