年の瀬や…

講談、赤穂義士伝の
『大高源吾』という読み物で、
宝井其角が大高源吾に
振った上の句が、

"年の瀬や 水の流れと 人の みは"

である。


人の運命って
水の流れように変わるよね。
特に年の瀬ってなんかそういうことが
身にしみるんだよね。

その日の夜に
討ち入ろうって時だよ。
ほんと、悠長なことで…。

で下の句を、討ち入る当人
大高源吾は

"あした待たるる その宝船"

と付けた。

要は、
僕は明日は討ち入りが終わって
本懐を遂げた後だから
みんなで連れ切腹して
主君、浅野内匠頭の元に行かれるな。
まるで宝船に乗っちゃう気分かも。
やったね!

ってところだろう。

あたしもさ、
今まさにそんな時でね。

講談として
読み続けられるレベルじゃないが
程度違えどわかるなぁ、ってことで。
赤穂義士伝からお借りして
書かせて頂いた次第。

いや、ホント討ち入るほどの
レベルじゃないから
申し訳ないのだが。

仕事のいろいろ。
ふつふつ湧く怒り。
なんなんだよ、ったく!!

…を押さえるには絶好の句なのだ。

宝船に乗っちゃう気分を
想像すると
もうね、さっきまでのムカつきが
ニヤつきに変わるからお立ち会い。

年の瀬や…な今。

あたしなりの講談活用方法だ。
ハマってハマって…

よっしゃ、宝船、乗るぞー!