あ、あの音だ。

 

 

 

f:id:tamasapuri:20211227193400j:image

 

日が暮れて…

 

かーんかーん、かんかん。

 

懐かしい音色が

夕ごはんの支度中に聞こえてきた。

 

年末の下町といえば

恒例の"夜回り"だ。

 

「かーんかーんかんかん、火の用心!」

 

町内会のおじさんたちが近所をぐるぐる。

昔よりも時間帯が早い気がするのは、

子供の寝入る時に拍子木の音は如何なものか…

と、クレームがあったからだと小耳に挟んだ。

 

時代に応じて変えたり消えたり…。

だけどこの音は風物詩だもん。

どうしても消えて欲しくない音と声だ。

 

拍子木の温かな木の響きが

人と人を繋いでくれている気がする。

なんか堪らない余韻がいい。

 

もうすぐ今年も暮れるなぁ。