風が、違う。

 

 

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心地良くて清らかな夕暮れ。

軽い風に吹かれながら

"自分を新しく"感じられたのは

若山牧水の歌のおかげかも。

 

「眼をあげよ

 もの思うなかれ

 秋ぞ立つ

 いざ みづからを

 新しくせよ」

〜『死か芸術か』より

 

だが今日のこの風、

自らを新しく…と肩に力を入れずとも

新たなる気分にスライドさせてくれる

不思議な感じがするのだ。

 

いつでもふわっと

飛べそうな気が…

 

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自分が透明になれる感じなんだな。