その時がきた。
北国の30度越えを目の当たりに。
スマホ氏は、
こんな感じですが何か?的に
涼しげなブルーの空の背景で
その数字を見せてきた。
北海道ですけど?
間違ってんじゃないの?!
そんな北国ビギナーの
たわいない疑問や反発は、
一切聞かず存ぜずを決め込んでいるらしい。
微風すらない今、動きがあるのは
温度計の数値ばかり…。
通りで。
朝干した洗濯物は
昼にはすっかりパリパリで、
タオルがゴワゴワに突っ張っている。
今組んでいる脚だって
太ももが汗でツルリと
組み替えを楽にしてくれて。
陽光パワー、凄すぎだぞ。
夏ってこんなに圧があったっけ。
無風の札幌はどよんと静謐。
そう言えば人、いないなぁ。
いつもの散歩のおじさんも
ランニングに張り切る若人も
さすがに今日は遠慮したんだ。
カラスの鳴き声すら無くて、
生き物たちを、ためらわせる猛暑。
散歩する気になれなくて、
ボーっと雲を見るのみな酷暑。
35度じゃないけれど「猛」も「酷」も
使っていいよね。
ここは北国。
ハンデを頂戴。
今日梅雨明けの関東といい、
天気予報の気温画面は
どこもかしこも真っ赤っか。
なんかもう今、未知数過ぎる。
ふるい落とされないよう…
労り、励ます。
自分で自分を。