一体いつから
こんなに空が好きになったんだ。
気づくとスマホの写真ホルダーは
空、空、空になっていて。
思えば幼少期。
家の前のコンクリートの道路に寝転んで
ボーっと空を見上げていたことがあった。
そんなことが出来たのも
車が滅多に通らない
田舎に住んでいたからだけど。
坂道だったから
頭を上にして寝転んで見る空と、
頭を下にして寝転んで見る空が、
なんか違う感じがして
道路で悶えて面白がっていた。
今思うとかなりヤバいやつだった。
そんな記憶があるのだが、
その後進んだ方向は
空の「そ」の字もない分野。
その反動かな。
あたしの写真ホルダーの"ざま"は。
今日、陽が傾き始めた西の空。
黒雲の下から溢れる照り。
いいなぁ…が、
あっという間にこうなる。
東の空からもコールがかかり。
振り向くと、これまた惹きつけられる。
なんか凄いグラデーション。
絶品だなぁと
しつこく撮影していたら
みるみると…
紅がトーンダウン。
呆気なく黒になる。
変化って早いなぁ。
タイミングって
あっという間なんだ。
だから何だ?な
話なんだけどさ。
いいんだよ。
なんだか気になる。
それだけだ。
確かに
無意味なことかもしれない。
無意味派から見れば。
でも、意味がないとは言い切れない。
"見方"って大事じゃないか。
ある人がみたら無意味。
でもこっち側から見れば
なんか意味を帯びてきて…
だからいろんな人がいるんだと思う。
しかもこの空は、
じわじわとあたしの中で
"チャンスは一瞬"の人生訓みたいに
なってくる。
無意味にしておこうって思うけど
勝手に意味付けする病。
無意味は無意味として
そっとしといてやりたいのに。
仕方ないけど、好きなのだ。
身体がそう言ってるんだよ。