この本面白い!

京都の嵐山駅を降りて
うなぎの廣川さんところにいく
道すがら、左手に
古本屋さんがある。


駅を背に真っ直ぐ200メートルくらいの
綿あめ屋さんの斜め前。

ここのセレクトが好きで
見せ方が好きで
入ってしまうと
買わずに出られない
迷宮のような
古本屋さんなのだ。

先日、たまたま入って見つけたのが

宮田珠己さんの
『なみのひとなみのいとなみ』。

見た瞬間、読みたい!って思った。

で、やっぱり面白い。
いや、それ以上に面白い。
で、なんかそれ以上に嬉しい。


"考えたけど、まあしかし、
自分の人生、どうだっていいのでは
ないか。どうだっていいというか、
安定とかそういうものを手放せば、
自由自在ではないのか。
貧乏になっても、借金しても、
どうせ死ぬんだから、面白おかしく
やったほうがいいんじゃないか。"

「大宇宙とパンツ」より

抜き書きした内容と題名が
あっていないと気になるなら
是非とも読んでみてほしい。

"人生思い切ってなんぼである。"

ってことを実際やられての
この言葉は、重い。

他にも、「おつかいナプキン」とか
好きだなぁ。

ナプキン売り場で右往左往する
オヤジの気持ち。
愛おしくなってしまうのだ。


人に萌え
自分の生き方探しにも燃えられる
あたしの大事な本の話。


#宮田珠巳
#なみのひとなみのいとなみ