思い出した。

 

"臭いものに蓋"

 

いろはカルタではこれ、

たいがい

鼻をつまんで木の蓋を持つ人が

絵札なんだよね。

しかめっ面の、おじさんで。

 

この札は、

好んで取りたいやつでは

なかったな。

 

"屁をひって 尻つぼめる"

の次くらいに

欲しくない札だった。

 

その時たまたま取ってしまって

後悔しつつ思うことは、

 

臭いものに蓋をしただけでは、

もっと腐って臭くなって

結局何の解決にもならないじゃんか、

ってことだった。

 

だったらさっさと解決すべき、だ。

 

と、昔のあたしが

今のあたしを見て

どう思うんだろう。

 

蓋しているだけかもしれない。

 

そう言われたかないからさ、

さっさと解決しなきゃだな。