ふと聞こえてきたことに。

会社の同僚が心配で。

以前ブログに書いた
膵臓癌ステージ4から頑張る
彼のことだ。

2度目の手術後、出勤。
だが、やっぱりかなり辛そうで
早退し翌日から
また入院をしてしまった。

健康な身体でさえ
今日のような暑さはこたえるが、
術後のアイドリング中な身体には
たまったもんじゃないと思う。


そんなことを考えていたら
娘が突然『いとしのエリー』を
流してくれた。

「これ、出たばかりの最近のヤツ。
見た?
やっぱりいいよねー、サザンは」

ボーっとしたあたしに元気玉を、って
これを流してくれたのか。

"あなたがもしもどこかの
遠くへ行きうせても
今までしてくれたことを
忘れずにいたいよ"

の歌詞が耳に飛び込んできてさ。
失礼過ぎだ、あたしは。
動揺している場合じゃない。
余計なことを考えて。

そんな
堂々巡りの脳みそに
突然降ってきた言葉は

"これでいいのだ!"

びっくりしたけど
ありがたかった。

何をか言わんやだ。

そう、これでいいから
自分が経験させられる。
余計なことは考えず、
ただ淡々と事実のみを
捉えれば良いのだ。

それに気づいて
肩の力が
ふわっと抜けた。

事実のみ。