この日にこれに会えるとは。

さて、と明日の予定は…


なんて
スケジュール帳を開いてみると
突然この詩が飛び込んできた。


"てふてふが一匹韃靼海峡を
渡って行つた"


安西冬衛(春)とある。


懐かしい。
昔教科書に載っていたことを
思い出した。

授業中、この一行詩をみた瞬間
蝶が一匹で飛んでいる姿が頭に浮かび
その儚さにめちゃくちゃ
心が震えたのだ。

その上
韃靼(だったん)海峡の
言葉の響きが妙に険しく
難所をイメージさせるし。

たったの一匹。
連れと励ましあうことも
しないのだ。

しかもたったの一匹で
ただただ一心不乱に
難所を超えていくのだ。

その先に
何があるとか
全く考えず、
でもとりあえずここを
自力でクリアして…


韃靼海峡の波しぶき!
蝶の羽根を弱らせないでくれ。
なんとか体力を温存させながら
自分の行きたいところまで
見たい景色まで
頑張れますように。

令和という
新しい年のスタートに、

よっしゃ!

って思える詩を
今日の日付のところに書いてくれた
ほぼ日手帳に感謝だ。


安西冬衛氏に感謝だ。

蝶は、あたしだな。
結局は一人。

韃靼海峡?
ちょいキツそうだけど
なんかいけるんじゃね?

余計なことを考えず
思いっきり馬鹿になり
自分の力を信じて
行くべきところに
行く。

ただ一心不乱に。
それ以上でも
それ以下でもなく。