井上雄彦『SLAM DUNK』全31巻。
大人買いして一気読み。
素人で、無名が
"好き"だけで
とことん突っ走る。
そんな
桜木花道に
釘付けになる。
圧巻は、最終巻。
山王戦で
背中を痛めた花道を
オヤジが交代させようって時。
花道がオヤジに
言うセリフ。
「オヤジの栄光時代はいつだよ？」
って。
何も言わないオヤジに
「オレは今なんだよ！」
って、選手交代を拒否するところが
あるのだ。
痛みと疲労がピークの時に
栄光時代は今だ、って。
"ダンコたる決意ってのが
出来たよ"
花道は、そう言って
戦線復帰するのだ。
"今とことんやる"気合いが
無くなったら
この最終巻を手に取って、
パッと開いた場所が
刺さるんだ。
どこを開けても
沁みてくる。
花道が試合に復帰して、
その結果どうなったかは
是非漫画を読んで確認して欲しい。
桜木花道の
無骨で、
負けず嫌いで、
努力家で、
怖いもの知らずで、
愛がある人柄。
この漫画はあたしの
欲しいものに溢れているんだ。
花道、って名前。
自分の花道は自分が
決める、か。
だからか。
