"人のいのちは、いつか終る、
どれほど惜しんでも必ず終る。
…終って後の世に残るものは何だ、
金か、物か。
そのようなものは、
時の流れの中にはかなく消え失せよう。
百年、人が記憶し、
語り継ぐのは、何をこころざし、
惜しきいのちを費して遂げんとしたか、
その行跡しかないのだ"
大石内蔵助の
討ち入り前の覚悟。
風呂場での…。
池宮彰一郎『四十七人の刺客』より
抜粋させて頂く。
何をこころざし、遂げんとしたか、か。
ここにあたしは
じーんとしたのだ。
小説だ。
もちろん池宮さんの想像で
内蔵助から言わせた言葉だ。
だが、覚悟をもって
生きるとはどういうことか、が
よくわかる。
自分自身を納得させるために
今、なんだよな。
大石内蔵助のこのツイートに
♥をたくさん押すな、あたし。