昨日の"十五夜かぼちゃ団子"のお下がりを
食べようと手に取ると、スーパーボールに
変化していた。
「カチカチじゃん、これ食べられるの?」と娘。
だいぶ表面のガードが固くなっていて
投げたらもの凄い勢いで弾みそうな雰囲気。
(投げないけど。)
「問題ない。任せろ。」
満月団子のお下がりを食べないなんて
そんなバチ当たりなことは絶対しないぞ!
と、意思を強くもち、あたしは団子を
ひとつずつ水に潜らせた。
そしてお皿に並べてラップをしてチン。
その間に小豆アンコを召集。
小鍋でゆるゆると温めて…
"いとこ煮"ならぬ、"いとこお汁粉"に。
ぷりんぷりんに軟化したお団子が
小豆餡と絡んで何個でもいける。
そう言えば昔ばあちゃんが
野菜(特にかぼちゃ)と小豆を一緒に
めいめい(別々)で煮て後から合わせる作り方の
この料理法から、めいめい=姪で姪同士は
"いとこ"だから"いとこ煮"なんだと言っていた。
季節の変わり目のこの時期に食べる
栄養が豊富で風邪ひかない
野菜の煮物だよ、って。
ばあちゃんの知恵袋をかぼちゃ団子汁粉に
応用したのだった。
ばあちゃん、空から見てるかな。
貴女のおかげで
美味い汁粉が作れたよ。
ありがとね。
どうやら北の息子も昨夜
見上げていたようで。
札幌の満月も神々しいなぁ。