季節を食べる。

 

行事食で

時を味わう。

 

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宮中行事が発端だと言われる

夏越の大祓のお菓子「水無月」。

氷室の氷を口にすると夏負けしないと、

宮中でこの時期に食したといわれる「氷」。

一般人には口に出来ない高価な氷を

米粉と小麦粉と小豆で模して

氷のように三角に切って蒸し菓子にしたと

昔何かで読んだ記憶。

 

どなた様のアイデアだろう。

蒸した米粉と小豆の艶感が

まるで氷のちょっと溶けた雰囲気で。

今あるような真っ透明な氷なんて昔は

到底作るのが難しかろう。

何かしらの混入物を

小豆で表現したのだろうか。

面白すぎる。素晴らしい。

 

いつからの「水無月」か。

人様のアイデアにも舌鼓を打ちながら

あっという間の半年を味わうのだ。

美味しいんだよなぁ、薄甘くて。

 

 

 

#夏越の大祓

#水無月