布団に入ってぬくぬくうとうと。
そろそろ日付けをまたごうかと
片足をあげた頃だ。
外からピーッピーッと聞き慣れない音が。
なんだろ、と窓を開けたら…
満月から2日目の
まだだいぶまん丸な月の下、
チカチカした一台の車が見えた。
夜中の除雪車だった。
車道の雪を先端の大きなシャベルで端に寄せ
まあるくまとめながら道を広げ補正する様が
なんとも美しくて頼もしくて…。
ひとりの作業なのかな。
どんな人がやってくれているんだろ。
どうしても見たくて自宅前通過を待った。
ぼんやりオレンジ色の
ヘルメットが見えた。
たった一人でこの作業。
この時間に氷点下の中、
大変じゃないはずはない。
このあと何処へ向かうのか
それを見守る根性が無くて
早々に布団に戻って思ったのは、
やっぱり"人"の有り難さだった。
見ていて寒くなかったは
だいぶ嘘になるけれど
じんわりしてあったかくて…。
ありがとう、黄色い車。
#除雪仕事
#札幌
#感謝