東京にいると
車やバイクや飛行機などのいわゆる
交通騒音の合間に
鳥のさえずりを聞く。
北海道にいると
鳥のさえずりや風の音の合間に
交通騒音が聞こえてくる。
この違いを
今までだったら東京より北海道に軍配、と
そんな結論でブログを締めていただろう。
だけど今日、ふとここに座って
こんな風景を見ていたら気づいた。
東京の交通騒音の中で生きてきたからこそ
余計にここの良さに感嘆し
しみじみできる。
騒音地獄に住んでいたからこそ
その合間にさえずる鳥の声や自然の騒めきが
増し増しで有り難いと思える…ならば
一概に東京が地獄で北海道が天国という
"良い悪い"じゃないなと思った。
いや北海道は当然天国なんだけども。
東京に住んでいたおかげで別の土地に来た時に
違いに気づけるし良さがわかる。
どちらが良くて
どちらが悪いではないのだ。
自分が今ここに居る。
目の前の池には神々しい光がさしていたり
ポプラ並木が風に揺れて
花が咲き鳥がさえずる。
そんな瞬間が楽しいと思える自分でいられる、
ただそれだけで幸せなのよ…と実感。
人間到る処に青山あり。
青山とは墓場の意味らしいけど
どこにいようとも
その場所を愛せて墓場にしてもいいと思うくらい
好きになれるなら幸せな人生じゃないか。
そんな自分すらも愛せたらもうそれで充分。
違いがわかる大人になれてる…と
ちょっとニヤニヤ出来た池のほとりの話。
#北大第二農場