異次元。

 

 

流石は決勝戦だ。

ノーサイドの時、

あたしの動体視力と三半規管から

「疲れたよ…」ってボソリと

愚痴りが聞こえてきそうなくらいの疲労感。

 

ラグビーワールドカップの最後が

オールブラックススプリングボクスという

待ってましたの好カードになるなんて…

嬉し過ぎる10月最後の日曜日。

 

早朝の試合をリアルタイムで

見ることができなかったあたしは

夕方のテレビでわくわく観戦したかったから

朝からなるべくスマホを開かないように

テレビをつけないようにと

観るまで結果を聞かない努力を。

 

こんな風に、

 

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外へと誘うような晴れ間が覗いても

途中何処かで結果がわかっちゃったら嫌だから

籠城して情報を遮断。

 

そんなこんなで朝から今日は緊張した。

が、試合観戦中はもっと緊張。

展開の激しさとスピードについていくのが

恥ずかしながらやっとだし、

トライになかなか繋がらないもどかしさとか

ハラハラドキドキが80分はキツい。

 

のっけからオールブラックスのハカは

あのカパオパンゴだし、

ボールがある場所に必ずと言っていいほど

絡んでくるコルビの身体能力も圧倒されたし。

微動だにしない両チームの

美しいスクラムとかもう全て惚れ惚れしながら

(もしかしたらみんな

人間の形をしたカバとかキリンとか

それこそサバンナで躍動出来る

スプリングボックっていう動物かもしれないぞ)

と想像しながら異次元な人々を凝視しまくる。

一瞬一瞬、見逃したらもったいないって

思いながらね。

 

シンビン中、手で顔を覆って

挙げ句シャツに顔を埋めて

試合の成り行きを見られないコルビ。

かわいいなぁ、やっぱり彼は

人間だったんだ…って失礼過ぎか。

好きの裏返しなのでご容赦を。

 

試合後に酔った気分になったのは

三半規管の衰えか、いや

試合が凄過ぎたからだな、きっと。

 

煌々とした満月のパワーと共に

両チームからのパワーまで頂き

有り難いなんてもんじゃない。

 

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やり切る、

出し切るって

なんてかっこいいんだろ。

 

 

 

#ラグビーワールドカップ

#決勝戦

#満月