"日毎に寒さが身にしみる頃となりましたが〜"
…なんて手紙の時候の挨拶に
書き出すにはふさわしい季節。
今日みたいな空のきれいな久々の快晴なら、
寒さをしっかり身にしみさせなきゃ
もったいない気がしちゃうんだよね。
すっかり葉も落ちきった白樺道。
今年の夏、この道を
オリンピック選手が走っていたとは
信じられないなぁ…
つわものどもが夢の跡だな、
なんて思いながらてくてく。
カラスの木。
丸見えだね。
鼻の奥がツーンとする冷気に
スマホを開けると、
外気温4度って教えてくれた。
葉っぱの匂いが無くなって、
冬枯れの落ち着く匂いを嗅ぎ嗅ぎ行くと
懐かしい黄緑スタンドが。
これだ、これ。
この季節じゃん。
道路の滑り止め砂が入ったスタンドだ。
手前の小窓を上に開けると、
パンパンに砂袋。
準備万端有難し。
この女の子みたいに砂を撒いて
雪や凍った道路の滑りを止める。
今年こそはやりたいな、砂撒き。
あ、そうだ。
"滑り止め砂スタンドが
街のあちこちで目につく
今日この頃ですが…"な、時候の挨拶。
北海道の今っぽくて、良くない?
たかが砂。
されど砂!
自分もだけど、
次に歩いてくる誰かのことを思って
滑らないよう砂を撒くシステム。
周りの人へ愛を届ける砂っていいなぁ。
砂撒き出来そうな雲がきてるな。
いよいよかも。
#札幌
#滑り止め砂スタンド