福がきた、逸品。

"地べたの二人"シリーズ。

上司と部下の
いい感じのぎこちなさを
浪曲で魅せてくれる
玉川太福新作CDがある。

浪曲 玉川太福の世界』


先日寄席で
生の太福さんを味わって
居ても立っても居られず
買い求めた。

地べたの二人とは
50代くらいの上司齋藤さんと
若い部下、金井くん。

どこにでもある勤務時の日常。
これ、浪曲にする?な
会社で良くあるおっさんず…な
シリーズなのだ。


知らないことを
ウザがられながらも
なんだかんだ
トライしてしまう齋藤さんも
超魅力的だが
なんとなく受け入れてしまう
金井くんも堪らなくて。

後味が本当にいい。

玉川太福さんって人がわかる。
この浪曲を聞いていると。

情にあつくて
優しくて。
こんなところを、見てるんだ。
これを芸にしちゃうんだ!
とジンワリ。

人ってやっぱり面白いなぁ。

会社での疲れを
会社ネタを聞いて癒すって
変かなぁ。

だけどさ、
今日の疲れ、
気づいたら浄化されてるんだ。

太福さんに教わった。

どんなダサく見える
一瞬だって
無駄は無いんだ、って。

明日はどんな
笑えることがあるのかな。