今朝はいつもよりコーヒーをたっぷり淹れて
ボケーっと雲の流れを見ながら
雨降るかなぁ…なんて
あれこれ巡らせていたそんな時。
「梨、むこうか」
起きてきた娘がさくさくと。
梨の妖精ふなっしーの
「梨汁ブシャー」な決め台詞は
あながち間違いじゃないと実感するくらい豊潤で
爽やかで美味過ぎる味にニヤニヤしながら
ふたりで「美味しいねぇ」「最高」と
会話が弾む。
そんなやりとりをしていたら
ふとあたしに夏目漱石が降りてきた。
I love you.を
"月が綺麗ですね、とでも訳しておけ"
と教え子に言ったとか言わなかったとかのシーン。
対峙する人に「月が綺麗ですね」って言われて
「そうですね」「素敵ですね」と返して初めて
交流し化学変化し、愛に繋がるを
瞬時に教える漱石先生。
「梨、むこうか」と言われて「いいね」
「美味しいね」と
テーブルで交流が始まる。
どんな言葉を投げられて、或いは
どんな言葉を発してどう発展するか。
そこに共感が生まれたら儲けもんだ。
そのひと言が言えるか。
その言葉を大事に掬えるか。
スクラムハーフになったあたしは
繋がるパスをどっちに出そうか。
イメージではそんな感じ。
きっかけを見つけて繋げるケミストリー。
だから生きるって面白い。
いろんなI love you.があるのだね。
近くにいる人のひと言を大事にしたくなった朝。
なんか面白い日になりそうな予感が…。
今朝はたっぷりとコーヒーを
淹れておいてよかったよ。
#梨