"自分を認めて…"って
よく聞く言葉だし、
よく言われた言葉だ。
だけど残念ながら、
「自分を認めろ」と
せっかくアドバイスを頂いても
どうやったらいいのか
まるでわからなかった。
言葉ではわかる。意味もわかる。
頭ではわかっているのに、
「認める」って
どうしたらいいの？と
頭と心と身体が
バラバラのモゾモゾだった。
いいよー、良く出来たねーって
自分自身に対して
確かにそうだとは思えなかった。
自分を肯定してやりたいのは
やまやまなのに、
自信をもってそれができる
業績もなければ
人格者でもない。
だから認められないのに、
「認めろ」とはこれ如何に。
ずっとずっと腑に落ちないでいた。
だけど、最近やっと
(この感じが認めるってことかな？)と、
何とか体感でわかった気がするのだ。
例えば。
「この景色、綺麗だなぁ」
そう気づいて心でつぶやいた自分に
「ほんと、そうだねー」って
もうひとりの自分がスルーせずに
相槌をうってやればいいだけで、
気づいてつぶやいた側のあたしは
なんともスッキリ落ち着くのだ。
あゝわかってもらえたんだな、ってね。
ただそれだけで嬉しかった。
自分の発露を
回収できた喜び。
自分の心のゆらぎを
ちゃんと気づいて
わかるわかる、って
同調してもらえた安心感。
それをやるだけで
自分の全部が落ち着いて繋がり
動じなくなるんだと、
やっと最近体感できた。
幼少期からずっと
自分と対話をすることすら
疎かにして、いつもいつも
周りの顔色ばかり気にして
生きてきちゃったもんだから、
自分の行動や言動に全く
自信が持てなかった。
だから見向きすらせずに
ダメ出しの連続で無視し続けていたのだ。
「認め方」がわかって、
なんだかやっと身体中の
凝りや鬱血がとれた感じだ。
バラバラな心と身体に
統一感が出てきたぞ。
自分にちゃんと
相槌をうつ。
そんな簡単なことだったんだ。
やっと肉体と心ががっちり繋がった
今日この頃。
よし、もうちょっとだ。
