昨日みたいな地震があると、
いつも平穏無事ではないんだな、って
自分を見直すタイミングになる。
命には限りがあると。
それなら一刻も早く
生まれてきた使命を全うしなきゃ、と
今後のやりたいことを考え始めた。
どうなりたい？
そのためには、何が欲しい？
どうしていく？
ひとりインタビューをしていたが、
明確なルートが見えてこない。
どうしたらいいかなぁ…
何があかんかなぁ…と
いろいろと省みていた時のこと。
スマホをいじっていたら
ふと、千手観音菩薩さんの
写真が目に飛び込んできた。
久しぶりにまざまざと注視しながら
ふと「似てる」って思ってしまった。
本当におこがましいのだが、自分に。
もちろん、表層的、ビジュアル的な点で。
ふっくらした腹の上で法輪を戴く両手が
お腹いっぱいになった時風だし。
その上では、合掌して祈る両手。
これは毎度のお願いポーズで合致。
しかも千本ほどではないけれど、
めいっぱいの手は、それこそ
あらゆる役割を担うための道具を持つ。
その道具を用いて我々を導いてくださるのが
本来の千手観音菩薩様なのだが、
自分は別の意味と役割で、今あんな感じな
気がしてきたのだ。
いろいろ経験して今まで生きてきた。
その都度、
知恵袋をひとつずつゲットしながら
一歩一歩進んできている。
確かに大切なモノや、
そうじゃないモノなどなど
たくさん手にして今がある。
この菩薩様と対峙しながら、
仏像の役割ってもうひとつあるな、と
思ったのだ。
ひとつは、今まで通り
お願いして叶えてもらう"帰依"パターン。
で、今回自分が勝手気儘に想像したのは
"お前はこうだよ"と見せられるパターン。
神社に鏡があるのとミックスしすぎて
ごめんなさい…なんだけど、
その日に対面する目の前の仏像って
「今あなたはこんな感じで、
既に叶えたいことに向かって
必要充分なのだから
ほら、しっかり頑張れよ！」って
鏡の代わりに自身を見せて
気づかせてくれる存在
なのではなかろうか。
全く都合の良いイメージだけど。
たまたま雰囲気が自分に似ていただけで
安直過ぎるのは重々承知。
でも。
あゝそうか。
自分、これだけ今持ってるんだな。
じゃ、自信持ってやれるかもだな。
そう、焚き付けてくれるお役目が仏像。
たまたま気が向いて詣でた寺。
そこでたまたま対峙した仏像。
で、それを見て気づくことは？って
寺でその都度"仏像占い"やろうと思った。
そんな感じで仏像を見るのも
面白いんじゃないか、って。
(罰当たりませんように…)
