オーバー50。
いい響き。
なんてったって、数字のきりがいい。
縁起が良さそうだし、
半世紀の、充填された時間が
いい具合に熟成されている感じがしていい。
そんな、
味のあるオーバー50のなかでも、
推しは光石研さんなのである。
YouTubeの「東京古着日和」を見ていると
あたしは幸せホルモンが出まくるのだ。
光石さんがワクワクしながら好きと戯れ
自分の直感を確かめながら、でも
すぐに決めず、一回寝かせてひと息ついて、
やっぱりこれだ!と"古着"を買う。
そして、嬉しくなって着て帰るところ。
しかもスキップしながら…。
なんとも愛おしい。
自分の「これ」を探すわくわくと
右往左往するさま。
理性と格闘する自分。
それはまるで
これから新しい世界に
飛び込もうとしている人を
傍観させて貰っている感じがするのだ。
新世界への第一歩を
モジモジしているその時は、
びびってそのひと足が出せない時は
光石さんでイメトレだ。
特に、スキップして帰るところは
絶対だ。
光石研さんが嬉しそうだと
あたしも何故だか、嬉しくなる。