「何この本?」
「小学生の頃、サンタがくれた」
珍しい本がテーブルの上に。
見つけて娘に聞いたらば、
サンタの仕業と言うではないか。
すっかり忘れていたけれど
あゝそういえば、サンタが…
懐かしくなって
久々あたしも開いてみたが、
食まわりの奥深さが徹底していた。
本当に副題通り
"生きる底力"がつきそうなのだ。
384ページからなる
ちょっとした辞書なみな感じ。
中身は料理用語にはじまり、
道具についての他、
食材、調味料、お茶やコーヒーなどの飲み物、
食の安全、添加物について、
保存食の作り方や
行事と食について、台所菜園、ゴミの捨て方…
などなど。
これ1冊で、生きる底力どころか
人生楽しめるに違いない。
対象年齢が「少年少女〜大人まで」と
ざっくりしていて広範囲。
要するに興味がある誰もが
楽しめる書き方なのだ。
包丁の研ぎ方から
魚の扱い方、アウトドア料理のいろいろを
わかりやすいイラストで見ていると
やってみたくなってきて堪らなくなる。
…で、夢の中でさんざっぱら楽しんで
昼寝から目を覚ますと
テーブルの上になんとこれが。
「おやつ出来てるよ」って娘。
スタンディングオベーションものだった。
お菓子の作り方まで
書いてあったっけ、この本。
いや、どちらにせよ
人をやる気にさせることうけあいの
かなりレアで濃厚な図鑑。
入り口が面白いと、
どんどん先に行きたくなるよな。
アップルパイの味でわかる。
#料理図鑑