捨てないで良かった。

 

 

母子手帳書きを今更ながらやった…

というネタを一昨日書いた。

それを埋めるために引っ張り出したのは、

保育園とのやりとり帳、通称

"連絡帳"だ。(普通の名前じゃないか)

 

この期に及んでそんな懐かしいことをして、

思いがけず…な時を過ごしたことを

今日は書こうと思う。

 

連絡帳とは、子の

就寝、起床時刻や

赤ん坊期は便の回数、

夕飯と、朝食メニューなどを書き

最後に、先生への伝言や雑記的な内容で

締めるものだ。

 

これを通園時に持たせなければ

ならなかったので

子供が多ければ多い程、

親は大変。

しかも、卒園まで毎日毎日…。

 

我が家は2才差の女と男。

子育て期は今思えばあっという間だったが

当時は「言葉に出来ない」ほどキツかった。

弟が生まれて、赤ちゃん返りをした姉と

誕生して2日目から鼻水を垂らしていた弟。

修羅場ってこれかな…と何パターンも言える

準備は出来ている。取材済みだ。

 

延長保育なんかして帰宅しようものなら

8時、9時に瞬間移動が出来る。

気づいたら10時で、まだ起きている

子供達…こっちはヘトヘト。

すぐにでも眠れるスタンバイはできているのに、

子供は、親と再会した嬉しさ(?)からか

遊びをせがむ。

そんな状況下で絵本を読みきかせ、

連絡帳の2冊を仕上げ

明日の各々の下着、洋服、赤ん坊時代には

紙おむつに油性ペンで名前を

ひとつひとつ書いて数枚準備。

汚れたものを入れるスーパーのビニール袋に

これまた油性ペンで名前を書いて…

大きめなカバンにセットしてやっと

一日が終われるのだった。

 

あゝ今書きながらも、

泣きたくなってくるくらい

それはそれは辛かった夜のお勤め。

 

家での様子やら、

先生へのコメントを

書かねばならない。

なんとしてでも埋めねばならないから

ネタ選びは徐々に早くなっていった。

今思えば、ブログ書きの準備をしていたような

ものだな。

毎日アップするのが苦痛じゃないのは

きっと連絡帳のおかげだ。

内容はどうであれ…。 

 

 

毎日苦行のように書いた

何十冊もある連絡帳を

久しぶりに引っ張り出して読んだのだが、

いやはや、我ながら面白かった。

めちゃくちゃ手前味噌だけど。

 

おもらしがちな姉のある日のネタ。

 

"早朝から洗濯機を回してきました。

やった本人はいたって冷静。

鬼の形相でおもらし片付けをしている

私の所にきて放った一言。

娘「あれぇ、誰がやったの?」

親「赤ちゃんがまだウチにはいるのかな。」

娘「違うよ、この子だよこの子」

と、本人が抱いている恐竜のぬいぐるみの

ヨシコを指差し、濡れ衣を着せていました。

先生、かなりの嘘つき野郎です。

園でもご迷惑をかけると思いますが

よろしくお願いします。"

 

これはだいぶ頑張った

かなり長めのやつ。

 

先生からは、このエピソードを

「思わず笑ってしまいました。

〇〇ちゃん、今日は頑張っておもらしを

しなかったので、ほめてあげてくださいね。」

 

などのやりとりが。

 

園との良い関係が出来たのも

この連絡帳があったからかもしれないな、と

今になっては思えるのだ。

ページをめくりながら

恥ずかしいエピソードをちょこちょこ拾って

本人の前で読み上げると

ニヤついたり大笑いして和む我が家。

 

反抗してきたらこんなページや

あんなページを読んだろ、と

この連絡帳達がどうしても

捨てられなくなった…件。

 

 

 

#保育園

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