真ん丸じゃないか。

 

風呂上り。

いつも鏡を見ていたはずなのに

実は目を鏡に合わせているだけで

見えていなかったのだとわかった。

 

いつの間に

こんな真ん丸になったのだ

あたしの顔。

いや、ビックリだ。

いつも風呂上りは

鏡の前でいろいろをベタベタ

塗りたくっていたはずなのに

今日初めて知った気がした。

脳味噌がやっと認識して

感情が芽生えた感じなのだ。

「丸過ぎやしないか」と。

 

こういうことか。

 

例えば"自分を見つめる"って時。

見るぞ、見るぞ…と気合いを入れて

目をパチクリとおっ広げたところで

それは見たことにはならないのだ。

対峙し、しっかりと見つめ直し、

理解するに至っていなかった訳。

 

合うべき焦点に合っていないからだ。

 

見ているのに

見ていない。

見えているのに

本質を見ていない。

見るべきポイントを押さえていない。

 

そういうことか。

 

雰囲気で、わかった振りをしていた

今までの自分を深く反省した。

 

こんな時だからこそ

じっくりと気づきを貰えたのか。

 

真ん丸か。

それもいいか。

 

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美しい。